2019年3月9日(土)、我々東京米山友愛ロータリークラブにてお世話をしている、3名の米山奨学生(韓国出身の鄭宰泳君、中国出身の賈悦さんと李桐君)、加えて子クラブの東京米山ロータリーEクラブ2750会長であり、米山学友である中国出身の沈佳琦さんより発表があった。
この発表会において、各自が現在行っている研究内容を発表して頂き、米山奨学生の興味への理解やロータリアンとの親睦を深めるとともに、ロータリーの将来を担う人財である米山奨学生・米山学友と関連した当クラブの特徴のある活動の一つであり、米山奨学金制度の理解や意義を唱える会として開催された。
鄭宰泳君は化学反応を促進する為の触媒作りをオリジナルのマイクロ波プラズマを用いて、従来の方法と比較しながら難しい化学工学研究内容を分かりやすく説明した。
賈悦さんは離婚家庭の子ども達の為に面会交流や養育費について、いかに子どもの利益が守られる法制度を構築すべきかに着目した研究発表を行い、
李桐君はAI時代に自然言語をコンピューター処理の観点から転移学習の手法を用いてデータ増加と計算力向上、そして性能向上に伴い、形態素解析を目指して研究。
沈佳琦会長は非漢字圏出身の在日外国人向けの生活特化型日本語学習アプリの開発について発表があった。
当日は猿渡昌盛パストガバナーをはじめ多くのゲストも参加され、米山記念奨学副委員長の江川明裕様より研究発表についてご講評頂いた。
最後に、司会を務めた米山学友であるキム・オッキョン幹事のお言葉、「ロータリアンの寄付金がこのように日本で学ぶ外国人留学生に奨学金として支給され、 このような素晴らしい研究発表が出来ています。」記憶に残る司会、発表会となりました。