去る2019年6月に、 認定NPO法人北海道NPOファンド 様のご協力の下、 「米山友愛RC・風越カップ-北海道応援基金」 を設立いたしました。
この 「米山友愛RC・風越カップ-北海道応援基金」 の背景として、毎年6月末/7月初めに、我がクラブも協賛させて頂いている、軽井沢風越カップ・チャリティースケート競技会の収益の一部から頂戴した義援金を活用し、国内外の災害に合われた方々へお届けする為、 競技会の意向も確認しながら、 我がクラブ内で検討し支援をさせて頂いております。2018年、そして2019年に協賛した軽井沢風越カップについてはリンクをご覧ください。
この度は2018年9月に発生した、北海道胆振東部地震で被害に遭われた方々、特に子供に向けて行うこととなり、認定NPO法人北海道NPOファンド 様を通じて、下記の二団体に支援させていただきました。
- 安平町 追分イーグルス:室内野球練習場(ハウス)設営
- 苫小牧市 NPO法人YAGENフットボール倶楽部:厚真町内のサッカー場の復旧工事
そして2019年7月20-21日の二日間で、後藤直前会長と佐竹美和子インストラクター(軽井沢風越カップの実行委員長、後藤直前会長のお母様)がクラブを代表して現地を訪問し、下記のように報告がありました。
- 追分イーグルスは、地元の追分小学校の生徒たちが参加する小学生の野球チーム(リトルリーグチーム)です。
- これまでも、雪により冬場の屋外練習が出来ず、 北海道胆振東部地震前までは安平町の室内練習場で練習していたものの、地震があったことで、同町の中学校の施設が使えなくなり、彼らの部活をその室内練習場で行うため、追分イーグルスの冬場の練習場所がなくなり、そこでチーム用の冬場の練習用にビニールハウスを立て、屋内練習場としたいとのこと、でした。
- 我々の基金を通じた資金や他の助成金もあるものの、依然130万円程の資金不足で、季節的にもビニールハウス建設は今年の冬までに間に合わないかも、とのことでしたが、来年(2020年)の冬に間に合うように、クラウドファンディングを行い、資金集めを継続するとのこと、です。
- 今後はビニールハウスが出来次第、米山友愛RCのロゴを入れて下さるとのこと。
- 訪問して、過疎化・少子化が進む中で、全校生徒も120名という小さい小学校においても、20人程度の生徒が週5回練習し、チームも30数年続いており、監督コーチもこのチームのOBである、という強い絆を感じました。
- NPO法人YAGENフットボール倶楽部 が運営するサッカー場は、元駒大苫小牧のサッカー部監督であった石塚さんが自分の退職金を使い、また銀行からの融資や町からの多額の支援もあり、地域の幼稚園児から高校生、ましてやシニア世代のサッカーに活用してもらえるよう、天然芝のサッカー場を三面、10数年前に造られたそうです。
- 土地自体が町所有のものであることから、 サッカー場は造設後に全て町へ寄贈され、同時に NPO法人YAGENフットボール倶楽部 (石塚さんのNPO法人)が管理や運営を行なっているそうです。石塚さんは、北海道であるため、冬場のグランドメンテナンスや天然芝の手入れなどを中心に行なっており、
- また北海道胆振東部地震の際には、サッカー場の周りに立てている防球ネットの柱が数本倒れ、復旧作業に多額の費用が必要とのことでしたが、町や地元のサポート、そして何より石塚さんの人望もあったことから、無事資金を確保でき、今年からちゃんとサッカー場として再オープンできた、とのこと。
- 今後は、東京米山友愛RCのクラブのロゴを、外へ向いている、看板に入れて下さる予定、とのことでした。
- 訪問してお伺いしたお話を通じて、石塚さんの熱意やその活動を継続への惜しまぬ努力は素晴らしいな、と感じました。
北海道NPOファンドの高山様ともこの度お話をして、もし可能であれば、今後も定期的な交流を行い、次回は来年の夏あたりに東京米山友愛RCの有志で、再度現地の支援先をご訪問させて頂きつつ、同時に現地でのボランティア活動も実施するなど、と考えていきたいと思います。